マネしてターゲット・プロファイリングをしたわけ
こんにちは、工具屋てっちゃんです。
4月に豊橋店へ転勤になった「ねもてぃ」こと根本君、今までの店舗と在庫アイテムも違ったりレイアウトや配置も違う、まずは慣れてもらおうと一つのコーナーを作ってもらう事にしました。
それは
「たった一人のお客さんだけを喜ばせるコーナーを作ろう!」
です。
これは、同じマーケティングの勉強をしている先輩のハヤタ隊員こと坪井さん(下の写真の変顔の人)の講演で何度か聞いて、なるほどな〜って思っていた「ターゲット・プロファイリング」
一人のお客さんを徹底的に分析して、その人が好きそうな商品やレイアウト、売り物だけでなく、音楽だったり、匂いだったり、色使いだったり、とにかくその人の為だけに売り場を作ること。
たった一人の人を喜ばす為だけに作ったそのコーナーには、結果、多くの人が気になって引き寄せられるのです。
また、そのコーナーの形だけをマネしても、そもそもの根本というか目的、そのコーナーのテーマが分からないのでマネ出来ない、独自のコーナーになります。
これをマネしてねもてぃにやってもらいました。
正直、まだまだです。。。コレからもっと精度を上げて行きます。
全く統一性がありませんよね、こんな商品を集めてこんなコーナーを作ろうとしても出来ません。
でも、売る為に自分の売りたいものを置くのではなく、人を喜ばせようとしてその人の事を思って作ったこのコーナーは、ちょっと面白い。
売る為の視点と、人を喜ばせる為の視点では、全く違うコーナーが出来る。
どうしてオレンジの工具が集まったのか?
それは、その喜ばせたいお客さんが巨人ファンだから・・・
小さい細々した工具があるのは、小さいな工具が好きだから・・・
自転車用のケミカルがあるのは、休日は自転車に乗っているから・・・
など、とんちんかんで統一性がないようですが、たった一人のお客さんを喜ばせたいという目的があり、これは真似が出来ない、独自のコーナーですから面白い。
また、コレをする為に店内の隅々まで見て工具を探すので、店内の配置やどこに何があるのか?なども覚える事が出来る。
何より、自分が作ったコーナーでお客さんが立ち止まって手に取って買ってくれたらとっても嬉しい。
そして楽しんで他のコーナーなんかも作ってくれた嬉しいな。
早く、こっちゃんの様になって欲しい。
こっちゃんは、僕が何も言わなくても、僕のブログからネタを仕入れてこんなPOPも作ってくれるし、ありがたい。
こっちゃんみたいになってくれるのには、時間がかかるだろうけど、言われてやる仕事と、自分で誰かを喜ばせようと思ってやる仕事は、全く違うしやっていても楽しい。ねもてぃにはそんな気持ちになって欲しいな。