こんにちは!
ファクトリーギア博多店のイスバスギョートクです。

 

イスバスとは??
先日の東京パラリンピックでもあった車いすバスケの愛称の一つのことです。

現在障害者の方だけでなく健常者プレーヤーも多く競技に参加しています。


なぜこの車椅子と工具を合わせたブログを書いているかというと、

もともとわたくしは学生時代にこのスポーツに出会い、選手として参加していました。

その中で接触も多く車椅子へのダメージも多い競技の一つです。

そして自分の車いすは自分で整備をしていましたが、知識も技術もなかった当時とても苦労しました。

そこでこのブログが誰かの参考になればと思い書いています。

 

 

下記バックナンバーです。

 

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第1回タイヤ交換してみた

第2回お気に入りニッパーのご紹介

第3回汗をかいても滑りにくいドライバーのご紹介

第4回使ってよかったバックのご紹介

第5回いざというときにとっても助かるテープのご紹介

第6回これ1本は絶対持っていた方がいいと思った工具のご紹介

第7回古くなったステッカーをはがしてみた

第8回ボディを手で磨いてみた

第9回ボディを電動工具で磨いてみた

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さて、今回はチームのメンバーよりハンドリムの間隔を短くしてほしいと

リクエストがありました。

ハンドリムの間隔を短くするとしっかりとタイヤを握ることができるため

手の小さな選手や女子選手なども短くしている人は多数います。

 

 

でさっそく作業に取り掛かります。

 

 

今回使用する工具はこちら!

少しぼやけてしまいましたがこちらの工具を使用します。

・ラチェットハンドル(8mmソケット装着)

・タイヤレバー

・薄いタイヤレバー

・スタビードライバー+2

・パーツトレー

 

 

まずはタイヤの空気をしっかり抜きエアバルブの反対側より

タイヤレバーを差し込みます。

そしてすぐ真横にもう一本のタイヤレバーを差し込んでは持ち上げてを繰り返していきます。

この時のコツとして焦らず少しずつコツコツと作業をしていくと無理なくパンクリスクも減らせると思います。

 

その後片側をすべて外し終わると指を使ってチューブを手繰り寄せます。

 

チューブのエアバルブをやさしく引き抜きます。

 

その後タイヤを手で引っ張り、ホイール(リム)から外します。

その後ホイールに残っているリムテープを薄いタイヤレバーを使用して外します。

 

これでホイールからタイヤ、チューブ、リムテープを外した状態ができます。

 

次は

ドライバーとラチェットを使い6か所ある爪の部分のネジを外していきます。

ネジは小さいのでネジ入れの小皿を準備してなくならないように保管してください。

すべて外し終わるとハンドリム(ハンドル部分)が外れます。

これで分解は完了です。

 

ここからは組付け作業に入っていきます。

まずはラチェットを使用せず仮締めをしていきます。

6か所のネジを仮締めができたらいよいよ本締めを行っていきます。

この作業は自動車のホイールと同じように対角線上に占めていくとバランスよく仕上げることができます。

その後、ゆるみやゆがみがないか確認し、

リムテープ、チューブ、タイヤの順に組み付けていきます。

 

最後に空気を少し入れ、タイヤに変形がないか確認してから最終的に使用圧まで空気を入れていきます。

 

なれれば1本あたり20分前後で作業できるようになります。

タイヤは消耗していくので避けては通れない道だと思います。

ぜひチャレンジしてみてください!