店舗ブログBRAND(メーカー) 2018.6.12
オイル付着時でも滑りにくいドライバーの紹介POSTED BY 斉藤
作業中、オイルが手に付いた状態で工具を使うのは難しいですよね。
握って回して使うドライバーは特にそうです。
ズルッと滑ってしまうだけではストレスがたまるだけです・・・。
洗って落とせば良いのですが、
いちいち面倒ですし、急ぎの作業時には限られた時間がもったいない・・・。
そんな方に是非試して頂きたい、
オイルが付いても滑りにくいドライバーを紹介したいと思います。
1)ベッセル ウッディグリップ貫通ドライバー
2)Wiha マイクロフィニッシュ貫通ドライバー
ベッセル ウッディグリップ貫通ドライバー
お馴染み日本のドライバーメーカー、ベッセルのドライバーです。
グリップは木材70%とペレット樹脂30%を配合した、「木樹脂」製です。
グリップ表面の粗い木材粉が油分の流動を止め、驚異のノンスリップ効果を発揮します。
VESSEL従来製品では、通常の締め付け力に比べ、
油付着時の締め付け力は50%以下まで下がってしまいますが、
ウッディドライバーはなんとわずか3%しか下がらず、
油が付いても締め付け力はほとんど変わりません。
動画で紹介しているデモ機がございますので、
店頭で驚きのノンスリップ効果をお試し頂けます。
Wiha マイクロフィニッシュ貫通ドライバー
日本での知名度はまだ低いかと思いますが、
Whiaは1939年、ドイツ生まれの老舗工具メーカーです。
そんなWihaのドライバーは、
名前の通り、グリップの黒い部分にマイクロフィニッシュという
特殊な加工を入れる事で生まれたザラザラとした手触りのグリップ表面が、
油が着いた手で掴んで回した際の滑りを防止しています。
先端部分は『クロームトップ』という表面処理がされております。
表面処理工程のおける腐食防止のめっきは通常ニッケルからクロームの順番に行われますが、
クロームトップは、膜厚がかさんで先端精度をコントロールしづらいニッケルめっきを行わず、
クロームめっきだけで行う表面処理です。
この表面処理をされた先端部分が吸いつくようなフィット感を実現しているのも魅力的なドライバーです。
また、ドライバーの特長から少し話がずれますが、
医学的な側面からも、快適かつ効率的な作業を提供しようとしている面にも注目です。
「作業から発生する人体への負担を軽減する」事を証明するAGRという規格を取得しています。
専門医師のお墨付きも付いて取れる、工具の業界ではかなり珍しい功績です。
著しく続く連続作業から作業者を守る、という考え方から工夫を重ねて作られています。
一度使ってみたくなりますよね。
まとめ
オイルが付着しても滑りにくいドライバーを2つ紹介させて頂きました。
日本のメジャー工具ブランド、木柄が好きな方にはベッセルのウッディグリップ貫通ドライバーを、
他の人とあまり被りたくない、上質ヨーロッパドイツ工具好きな方で
クロームトップによる吸いつくようなフィット感体験したい方には
Wihaのマイクロフィニッシュドライバーをオススメ致します。
しかしながら、ドライバーは実際に握ってみるのが一番良い選び方かと思います。
完全に同じ手を持ち、握り方が一致している人物は存在しないので、
握ってみて一番しっくりくるドライバーを選んでいただければと思います。
今回紹介させて頂いたのは貫通タイプのドライバーですが、
同グリップどちらも非貫通タイプもございます。
(ファクトリーギアなんば店ではお取り寄せとなります。)
この記事を書いたスタッフ
斉藤 和也(さいとう かずや) 所属:なんば店 経歴:2016年ファクトリーギア入社。柏店→なんば店 好きな工具ブランド:DEEN Twitter:斉藤和也@上質工具屋 ID:@3110kazuya |