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網走市酪農ヘルパー利用組合

網走市酪農ヘルパー利用組合

生き物が相手の酪農は、休むことはできません。
ケガや病気でも牛は待ってはくれません。
そんな時に、酪農家に代わって搾乳や飼料給与などの業務を行うのが、酪農ヘルパーです。

酪農家の休日確保はもちろんのこと、ケガや病気などで働くことができなくなった時には、数か月間にわたって一つの牧場の牛の管理を引き受ける事もあります。

365日、牛から目を離すことができない酪農家にとって
酪農ヘルパーは​なくてはならないパートナーです。

標準化ということばがきっかけになりました。

私は、酪農家で、網走市酪農ヘルパー利用組合の組合長も兼任していますが、2019年に、札幌店の小林さんが、別件で、わが牧場にいらした際に、話の中で、この後お邪魔しようとしている企業様へ、標準化のご紹介をする予定であることを教えてもらい、それの事が頭に残っていました。

業種酪農ヘルパー
規模職員6名

課題

  • 職員同士のコミュニケーションが少なくフリーランスの集まりのような雰囲気になりがちでした
  • 横のつながりを深めてチームプレイのできる、お互いをフォローしあえる環境を模索していました
  • 採用に関して、何か他と差別化し、振り向いてもらうにはどうしたらいいか悩んでいました

解決策

  • 全職員を巻き込み、ミーティングを重ね、皆の想いが込められた納得のいくワークウエアつくることにしました
  • 採用に関して、オリジナルのワークウエアを作ることで、他と差別化を図りました

効果

  • ロゴのデザインやユニフォームの選定など、通常の業務とは一歩離れたところで、いろいろディスカッションすることで、職員同士の距離感を詰めることができました。
  • 採用に効果がでました
 

ワークウエアが課題解決の突破口に

きっかけを教えてください

酪農家に万が一の事があった時には酪農ヘルパーが頼みの綱。

「牛の管理は私たちにお任せ下さい」そう胸を張って言いたいとこですが、実際はなかなかうまくはいきません。 オーダーの入っている酪農家に直行直帰、各自別々の牧場で作業することも多く、更にはミーティングは月に数回という特殊な勤務体系のため、どうしても職員同士のコミュニケーションが少なく、フリーランスの集まりのような雰囲気になりがちでした。 もう少し横のつながりを深めてチームプレイのできる、お互いをフォローしあえる環境を模索していました。 また採用に関しても、何か他と差別化していかないと振り向いてもらえないと悩んでいるところでした。

若い方に魅力的な職場を目指したく、長く働いてもらう為には、標準化は効果的と判断し、様々な企業が積極的に標準化を導入していると知り、一環として、まずはワークウエアを導入することにしました。

会議で正式導入が決定し、酪農ヘルパー専用のつなぎとキャップ、組合のスタッフにはスタッフジャンパーを作る事になりました。

 

職員同士のコミュニケーションが活発に

意見を出し合いデザインを考えるのは新鮮でした

ロゴのデザインやユニフォームの選定など通常の業務とは一歩離れたところでいろいろディスカッションすることで職員同士の距離感を詰めることができました。

また、ファクトリーギアさんとは、昔からのお付き合いで、気心が知れているので、腹を割って話ができ、思い通りのデザインをつくることができました。

早速、効果が出はじめました

実際に導入してみて得られた具体的な効果とは

1、企業説明会での印象もよく、2名の採用が決まりました。

2、インターンシップで来られた方には、このユニフォームを着て体験してもらうと、かっこいいと喜んでもらってます。

岩本 敦志 Atsushi Iwamoto ・網走市酪農ヘルパー利用組合組合長
・オホーツク酪農ヘルパー協議副会長

北海道農業大学校卒業後、父親が営む酪農を継ぎ、2011年に法人化。
代表取締役に就任。2014年に網走市酪農ヘルパー利用組合の組合長に就任。
網走市酪農ヘルパー利用組合HP