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ファクトリーギア

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採用情報 2016.2.1

FGの仕事 【工具に想いを乗せて】

POSTED BY 採用担当

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日本仕事百貨様とのインタビュー記事の紹介です。

工具に想いを乗せて

日本のものづくりが世界でも評価されるポイントは、その感性や技術力の高さが挙げられると思います。

そんないいものづくりには、いい道具が欠かせないもの。

使う道具がいいものだからこそ、ものづくりにおいてもいいものが生まれ、いいものを大切に使おうという気持ちが伝搬していく。

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そんなものづくりの価値観を大切にしている会社があります。

日本で一番ブランド工具を売っている上質工具セレクトショップ・ファクトリーギア

今回は、このファクトリーギアで会社の未来をつくっていく人を募集します。

特に海外に向けての仕事では、いまある海外との取引を足がかりに、インターナショナルなビジネスのプラットフォームをつくっていける人が求められています。

海外とのビジネス経験や英語のスキルがあればうれしいけれど、上質な工具を通して「いい工具がいいものづくりを支える」という価値観を世界に伝える情熱がなによりも大切になるそう。

工具にさまざまな想いを積み重ね、人生に寄り添う工具屋さん。

気になった方はぜひ、読んでみてください。

JR秋葉原駅を降りる。どこか下町の雰囲気の残る路地を横目に大通りを進むと、10分ほどでお店に着いた。

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1階はショップ、2階は本部オフィスになっています。2階にあがると、温かく迎えてくれました。

取材を振り返っても、辛かったことも笑い話にしてしまえる家族のような温かみがありました。

はじめに、代表取締役の髙野倉匡人(たかのくら・まさと)さんに、これまでのことをお伺いします。

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「ぼくは東京生まれですが、5歳から千葉県の柏で育ちました。そこで両親が町工場にボルトなどの消耗品や機械を販売するお店を営んでいてね。大学を卒業して商社で仕事をしていたけれど、実家に戻ってお店の手伝いをしていました」

そんなとき、出入りしていた業者さんがもっていた工具に衝撃をうけたといいます。

「ぴかぴかと光っていたんです。美しさも、使った感じも全然違う。業者さんにきくと、手のひらに乗るくらいの小さな工具箱のなかに入っていた数本の工具の価格は全部で5万円。工具の王様と呼ばれるアメリカのブランド工具だというんです。当時、工具は値段勝負だと思っていたぼくにしたら、その存在感は衝撃的なものでした」

世界中のカッコイイ工具を扱うお店をつくろう。そうしてファクトリーギアは始まりました。

その後、そんなお店をつくることに奔走します。工具を使う人に工具のリサーチをしたり、アメリカとの取引のルートをつくり買い付けたり。いつも順調というわけではなかったけれど、工夫を積み重ねていくとお店は広まっていきました。

「あるとき、アメリカから入荷する工具を見ていて、アメリカブランドでも、台湾製であるものが多いことに気づいたんです。生産元と直接仕入れができないかな、と考えました」

大手の商社や工具メーカーさんであれば、大きな数量でオーダーすることが出来るので、商品の開発・企画を海外の工場と直接進められる。

しかし、いち工具ショップだった高野倉さんが交渉にいくのは無謀ともいえること。

「直接会って話せば通じるかも知れない」

ひとつずつ台湾の工具メーカーを訪ね歩いて交渉を重ね、仕入先を開拓していったそうです。

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「当時、台湾製工具は安物で品質はイマイチという評判があった。けれど実際に製造現場をみると、そうは思えなかったんです」

そこで髙野倉さんはこんな話をしたそうです。

「『日本で、メイドイン台湾の工具を“メイドイン台湾”として誇りをもって売れる工具をつくりたい。コストのことは後回しにして、トコトン品質を追求して、一緒に良い工具を作りましょう』。ほとんど口説くような形でしたね」

すると、いくつかの工具メーカーで、「日本の工具商社は、今まで安い工具を探しに来ることが多かったけど、あなたのようなスタイルは珍しい」と一生懸命につくってくれた。そうしてできたのが、自社ブランドの”DEEN”。

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「工具は、その国の歴史や文化、民族性などにすごく影響されています。たしかに、海外製のブランドだから質はいい。けれど、日本人の手やものづくりにとって、改良したほうがいい部分もあったんです」

細かい注文に応えていくうち、台湾の工具メーカーも技術力が上がり、次々欧米の大手メーカーと取引できるようになっていった。

台湾では日本のニーズを的確に知る髙野倉さんと取引をしたいとの声があがるようになり、いまでは、日本やドイツのメーカーからもオファーが届くようになった。

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そんな状況で、会社は第二創業期に近いと髙野倉さんは話します。

「世の中、とくにアジアのスピード感は早いですよね。今までと同じやり方では飲み込まれてしまう」

「けれど、ファクトリーギアには、すごく丁寧に人やものに関わってつくってきた沢山のつながりという財産があります。今度はこの財産をいかに使って時代のスピードに負けずに会社を発展させられるかにチャレンジしたいんです」

いま、国内外で次のビジネスプラットフォームをつくるためのマネジメントができる人が求められています。

きっとすごくたいへんなことかもしれない。

けれど、この仕事を通して、ものづくりやものを大切にする気持ちを広めていけるように思います。

いま、国内事業を担当しているのは、佐伯さんです。ファクトリーギアの雰囲気がわかるようなお話をしてくれました。

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もともとは吉本で芸人をしていた方で、テンポよくお話してくれます。お兄さんの紹介で髙野倉さんと知り合い、アルバイトから入社したそうです。

「社長にあったとき、輝いてみえて。たくさんの人の笑顔がみたくて芸人をしていたけれど、芸人じゃなくても人を喜ばせることができるなと思ったんです」

いまはお店での接客からスタッフの研修、セールの企画、商品調達、買い付けなど、なんでもこなす。お店に立つなかで、印象的なことがたくさんあるそうです。

「あるとき埼玉のお店で、入ってきたお客さまに『お姉さんにずっと会いたかった』ってお礼を言われたんですよ。じつはその方は、私が昔柏店で働いていたときに、バイクで彼女といらしていて。雨で濡れた二人をみるなり私がタオルもって走ってきて、体をふいてくれたっていうんです」

たとえば、お金をためて買ったバイクだから、道具にもこだわりたい。そんなふうに意識をもってお店に訪れるお客さんが多いから、売るほうも真剣になる。自然といい関係や思い入れができるように思います。

佐伯さんはどんなひとに来て欲しいですか?

「自立した人がいいですね。ちゃんと自分に矢印の向いている人。本気で仕事したいなって方には面白い会社だと思います。ふつうの会社よりは関わりも深いですけどね(笑)九十九里にある施設で月に一度バーベキューをしたり、工具をつかってものづくりをすることもあるんですよ」

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ときには泣いているスタッフを慰めたり、休みの日にはツーリングやトレッキングなどにも出かけるそう。ほんとうに仲がいいのだな。

海外事業部を担当している高畠さんにもお話を伺ってみる。

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「北海道の田舎の生まれなんです。小さいころから海外に憧れがあって、ずっと英語を学んできました」

大学生時代にファクトリーギアの札幌の店舗でアルバイトをはじめ、そのまま入社。数年たつと、輸出入の事業に関わりたいという思いが強くなり、台湾の買い付けに同行させてもらったそう。

そこで国を超えたビジネスの難しさを感じたと言います。

「漠然と輸出入に憧れていて、なにかを伝えようという気持ちがなかったんですね。結果として、言葉の問題ではなく、全然こちらの言いたいことが伝わらなかったんです」

落ち込んだまま日本に戻ったある日、台湾のパートナーが日本にきて契約の詳細をチェックする機会に立ち会った。

「社長がひとつひとつ『こんな状況のときは、ぼくの考え方はこういうふうで、対応はこうしたい。こんなやり方が僕の理想だ』ってディティールの確認をしていました」

相手が休憩に退室した。戻ってくると、こんなことを話したそうです。

「もうわかった、あなたが大事にしてるのは『気持ち』なんだ、って言われたんです。『いま君にビジネスは気持ちが大事だってことを思い出させてもらった。気持ちの部分で通じ合えてるんだったら、僕がいま確認しようとしていたことなんてどうでもいい話だ』って」

「そのとき、インターナショナルなビジネスで心が通った瞬間のよろこびを感じたんです。言葉も文化も違う。けれど、人と人がつながって共通のものをつくりあげる。これってすごく面白いことだなと感じたんです」

お互いの価値観と気持ちが工具を通してつたわる。お互いの理解があることで、新たなものやことが生まれるのかもしれません。

これをきっかけに、少しずつ変わってきているのだそうです。

「あたらしい店舗をタイに出すことになって、現地へ行くことがありました。目標を共有したら共感しやすくなるんじゃないかと思って、一緒に将来の話をしたんです」

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将来の話?

「台湾でお店をつくるということ。どんなお店にしていきたくて、そのために協力をしてほしいと思っていること。一緒にこういうものを目指してやってほしい、と伝えると、現地の人の反応がすこし変わってきたんです。そういうやりとりが最近すごく面白くて。いつか社長のようなビジネスができるようになりたいなと思っています」

なによりも、気持ちを伝えること。言葉も文化も違う人と心を通わせることが楽しめる人だといいかもしれません。

最後に髙野倉さんの言葉を紹介します。

「丁寧に大切なものを売るっていうことと、大きなビジネスをつくるっていうのは、僕の中では全然離れていない。そこには、日本のものづくりのフィロソフィーがあるんだよね」

フィロソフィー。

「この工具が、どのくらい質の高い仕事を導き出すものか。質の高いものづくりのために、工具にこだわっていきましょう。そのことをしっかりと伝えて売るショップや人の存在が大事だと思います」

いい工具だからこそ、一生を共にできる。そんなふうに大切に扱われてきた道具は、見るたびに人の心に思い出も蘇らせる。

ファクトリーギアは、想いも道具に乗せて届ける会社だと思います。

世界を舞台に意欲的に働きたいと考える人にとって、またとないチャンスがあると思います。気になった方はぜひ、応募してみてください。

(2015/10/7 倉島友香)

 

 

 

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